会社の顔であると自覚しよう

ビジネスマナー

 
あなたが中堅社員であればもう一人前のビジネスマンとして活躍をしており、基本的にはビジネスマナーのレクチャーは受けなくて大丈夫。でも、そこに油断も生じます。中堅社員が自分でも気が付かないマナー違反をしているときほど始末に負えません。上司はよほど目に余ることがない限り、今更ビジネスマナーを注意するのも気が引けますし、後輩は遠慮して指摘ができません。
ましてや、あなたは社外においては会社の顔としてビジネスの最前線に立つわけですから、今一度気を引き締めてマナーを磨きましょう。
 
■社内の利害関係の調整は相手に誠意を尽くせ
 
 大きなプロジェクトや難易度の高い開発案件などの場合、他のプロジェクトとの難しい調整が不可欠になってきます。優秀なプロジェクトマネージャーやリーダーの確保、スキルの高い人材の調達、開発環境の準備など。
 あなたがベテラン社員であればあるほど、声が大きく(わがままを通しやすく)、あなたのプロジェクトは有利な条件をそろえられるかもしれません。
 しかし、それでは他のプロジェクトはうまく行くこともうまく行かなくなるケースも。本当に競争すべきは社外のコンペチターであって、内部間競争の圧倒的勝利者であることは経営に不都合なこともあるのです。
 他の案件と自分のプロジェクトの事情を総合的に判断し、どこかで良い条件を譲って差し上げるべき点があれば、潔く折れてあげましょう。会社全体の競争力を高めるために、部分最適性よりも全体最適性を設計できる(視座を上げて考えられる)中堅社員であってほしいと思います。
 そして、あなたのプロジェクトが成功を収めた際に、協力してくれた関係者へのお礼を忘れずに申し上げましょう。
 
■部下への接し方
 
 IT業界の中堅社員は特に多忙を極めます。その多忙さにかまけて若手社員の教育や指導を疎かにしていませんか?自分のスキルの高度化や経験の積み重ねで満足していてはいけません。自分の後輩の成長を手助けし、組織的成長に寄与することを目指しましょう。
 後輩社員とは言え、人格を持った社会人。決して上から目線ではいけません。後輩の頑張りが役立った時、「お疲れ様」「おかげさまで」「ありがとう」、真心を込めた言葉をかけてあげましょう。
 
■出張や休暇で旅行などをしたら
 
 あなたの不在中を部下たちがしっかりと守っています。そんな彼らにたまにはお菓子などのお土産を買ってきてください。
 あなたのオフィスにパートナー企業の社員や派遣社員、あるいは契約社員の方がいらっしゃったら、その方々にも社員同様に心配りをすることを忘れないように。
 
■取引先に対して
 
 お客様に対しては失礼のないようにみんな気を付けていますが、仕入れ先や外注企業に対して、無意識のうちにぞんざいな態度をとってしまっている人がいます。
 社会は価値交換性で成り立っており、どんな取引先でも、あなたの会社のビジネスを支える不可欠な存在です。数年後にはあなたの会社のお客様になる企業があるかもしれません。
 すべての取引先に対して、あなたはあなたの会社を代表する顔であると自覚して対応しましょう。
 
 
 
 

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Team ladybird
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