会社内でのコミュニケーションの肝

ビジネスマナー

 
■自己紹介について
 会社に入ったら様々な集まりで自己紹介の場が与えられます。月並みな自己紹介を多くの新人がしがちですが、それでは頂いた時間がもったいない。会社の方々がなかなかあなたの名前を覚えきれないのは、あなたの自己紹介マナーが悪いのです。”私を覚えてもらう”ことを目的とした自己紹介を心がけてください。できれば名前に紐つくエピソードなどをトークに入れこみましょう。
 
 
■上司や先輩について
 多忙な中、あなたにオリエンテーションをしてくださり、教育をしてくださる先輩たちを先ずは盲目的に尊敬し、常に接しましょう。それはマナーでもあり、戦術でもあります。どんなにあなたが素晴らしい学校を出ていたり、前職のキャリアがすごいものがあるとしても。常日頃の謙虚な姿勢があなたの可愛さとなり、好ましい人間関係が形成されやすいのです。
 一定期間経ってから“盲目的”を解除するのは構いません。IT業界の人事制度は一般企業より実力主義ですから、将来はあなたに適したポジションが与えられることを期待して、地道に精進していきましょう。
 
 
■会議について
 
1 会議の前に
 あなたが新人であれば、自ら会議を主催することはないでしょう。しかし、上司や先輩が主催した会議に同席をすることになった時、望ましいマナーがいくつかあります
 
・会議の準備に積極的に加わり、手足を動かすこと
 まだ会議の主役になるのが難しいあなたですが、それだけに会議を主催する上司や先輩の手足になりましょう。彼らに「私がお手伝いすべきことがありますか?」と声をかけてください。データの整理、資料のコピー、出席確認とフォロー、会議室予約など、新人のあなたでもやれる様々な作業が存在します。何かを頼まれる前に主体的に手伝うという姿勢を見せることが肝心です。
 
・出席依頼された方々の部署と名前をできるだけ頭に入れ、そしてその方々に期待されている役割を先輩社員に事前に聞いておきましょう。会議の内容が理解しやすくなりますし、その後の良質なコミュニケーションを加速させるきっかけにもなります。(これは会議開催部署ではない新人の参加者にも言えることですが)
 
・会議室の環境確認
 会議前にホワイトボード用のペンは消耗していないか、テレビ会議の通信環境に問題はないか、配布資料の数は予備を含めて足りているかなど、多忙な先輩社員に代わってチェックしておいてください。
 
2 会議に臨む
 会議にはファシリテーター(司会者)がいます。その方が良い会議へと導く進行役に徹することができるよう、新人のあなたでも協力できることはいくつもあります。2点、例を挙げましょう。
・ホワイトボードの板書を引き受ける
 会議中の発言内容や議論された内容の整理、ペンディング事項のメモなど、あなたが自ら買ってでてください。発言場面が少ない新人にとっては勉強がてら手を動かすことは好都合です。大丈夫、へんなまとめ方をしたらその場で修正の指示が飛ぶものです。
 
・ホワイトボードで議事録を
 効率的な会議は、会議後に議事録を仕上げるのではなく、会議中に仕上げていくものだと思ってください。会社の文化にもよりますが、ホワイトボードの内容をデジカメで撮影したり、スキャンしたりして、これを議事録とするのはIT業界ではポピュラーなこと。関係者へのデータの配信はあなたでもできるはず。そうすることで、会社の中のあなたの存在感も増していくのです。
 
 
 
 

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Team ladybird
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