私物と会社の物を区別しよう

ビジネスマナー

 
仕事を始めると職場から支給されるものがあります。また職場で共有して利用するものもあります。仕事をしやすいように自分で用意するものもあるでしょう。うっかりと同じように扱ってしまうことがありますが、きちんと公私を分ける必要があります。
 
◇仕事で支給されるものは仕事のためのもの
 
筆記具や付箋などの文房具類は必要な分は頼めばもらえたり、共有の場所から取って使えたり、というケースが多いようです。あくまで、仕事で使うためのものです。勝手に持ち帰ると横領になります。支給品や共有物を私物化しないようにしましょう。
また共有物を自分の席に置いて占有する人もいますが、他の方に不便をかけます。きちん戻して、活用できるようにしましょう。
 
◇会社の設備は仕事のためのもの
 
今や多くの職場でパソコンは必須です。一人一台というところが多いでしょう。書類や資料を作成したり、業務システムを動作させたり、メールのやり取りやWeb会議などにも使ったりします。通常はインターネット回線につながっています。休憩時間などに私的利用をする人がいます。これも一種の横領です。
会社の回線は管理されていて、ログが取られています。いわゆるアクセス履歴で、いつ・だれが・どんなサイトを利用したのかがすべて記録されています。メールについても、誰がどこに送信したのかわかります。会社の資産ですから、私的利用は許されません。ウイルスなどが見つかると、まず疑われます。
目に見えて減るものではないので対応が甘くなりがちですが、個人的な通信は、休憩時間に自分のスマホを使うなど区別しましょう。
 
◇私物で仕事をしてはいけない
 
パソコンだけでなく、外回りをする職種の場合は、スマホやタブレットが貸し出されることがあります。こういった機器を会社に忘れた場合に、私物のスマホで代用することも正しくありません。業務用メールを送ったり、参考に写真を撮ったりすれば、それが会社の資産以外の物に残ることになり、情報漏洩ととられることもあります。
会社の物を私有化するだけでなく、私物で仕事をすることも慎みましょう。
 
◇仕事で得た情報は口外しない
 
仕事をする中で自分が身に着けたスキルは自分の物です。外国のお客様とも仕事で交渉が出来るようになった、効果的にプレゼンを実施できるようになった、工夫してわかりやすい資料が作れるようになったなど、身についたものは自分が獲得したものです。
しかし、得た情報は自分の物ではありませんから、守秘義務があります。開発中の新製品、システムトラブル、会社の移転など、業務の中で得た情報は会社から貸与された備品と同様会社に属します。食事や飲み会などで、軽々しく友人に喋ったりしないようにしましょう。
 
会社の物と私物、公私の区別をしっかりとつけておきましょう。会社のデスク周りが不要な私物であふれている人は、仕事の段取りも良いとは言えません。仕事に対する意識を高く持ちましょう。
 
 
 
 

当サイトは広告を含めています。広告のクリックによる収益は全て当サイトの管理、維持、コンテンツ製作に使われます。

 

Team ladybird
タイトルとURLをコピーしました