自分の力量を客観的に知ろう

ビジネスマナー

 
仕事を通じて職場や広くは社会に貢献していくため、また自分が成長していくため、その時々の自分の力を見極めていくことが大切です。実力を過信しては、空回りして活躍できない可能性がありますし、過小評価して委縮しては新しいチャレンジにつながりません。自分の力量をどのように見つめて行けば良いのでしょうか。
 
◇自分を見ることはできない
 
人間は自分を外側から見ることが出来ません。多くの場合、自分の能力について「おそらくこのくらいだろう」という希望的観測を含めた思い込みをしています。得意や不得意についても長からぬ人生経験で、たまたまうまくいったとか、好きなことを得意だと思い込んでいるだけかもしれません。別の経験を積んで来たら、苦手と思っていたことが案外うまくいっていたかもしれないのです。
 
◇周囲の人の中に映る自分を観察する
 
他人のことはよく見えます。同様に、周囲の人からは自分のことがよく見えています。周りの人から自分に向けられる言葉や態度をしっかりと受け止めてみましょう。的外れだと感じることもあるでしょう。でも違和感を持った指摘を何度もされたら、自分が思い込んでいる自分が違っているかもしれないのです。自分は注意深い人間だと思っていても、他の人からちょっとしたミスなどを何度も指摘されるようなら、チェックが甘かったり、チェックのポイントを外していることもあります。
他の人からは、自分では気付けない自分の傾向もよく見えています。
 
◇自分の能力を決めつけない
 
自分はこんな人間だ、自分はこういうことが得意だ、だからこういう仕事がしたいんだ、と思い込みを突き詰めて、仕事を選んだり特定したりする人がいます。でも、不得意と思っていた仕事でも取り組んでみたら、思っていたよりもうまくいくこともあります。苦手意識があると注意深く取り組むので、スピード感はないが確実に進められるのです。得意と思っていたこともただ単に好きであっただけで、スキルは物足りなかったということもあります。
自分には向かないという判断は、チャレンジしてからで良いのです。先入観にこだわると能力の幅を狭めてしまうこともあります。
 
◇仕事ができるなと思う人を観察する
 
少しでも自分を理解して、自分を高めて行きたいという場合に有効なのは、「この人は出来るな」と感じる人の行動をよく観察することです。そして自分が同じ仕事をする場合と比べてみます。その人のどこがすごいと感じるのか、どうしているからすごいのかと考えていくと、自分には何が欠けているのか。どこがまずいのかが見えて来ます。
他の人を通して自分を見つめるのです。身に着けて行きたいスキルも見えて来ます。
 
自分の姿は自分では見られませんが、周囲は客観的な鏡です。周りに映っている自分と自分が感じている自分をしっかりと分析して、自分の今の能力をしっかり見つめて行きましよう。そして、少しでも成長できるように努力しましょう。
 
 
 
 

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Team ladybird
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